医学部合格体験記
経歴
簡単に説明すると、偏差値53から1年間で偏差値を70にあげて医学部に合格しました。
詳しくは下に書いていきます。
僕はいわゆる田舎で生まれ地元の公立小中学校に通っていました。
初めての受験は高校受験で、勉強せずに受けたため第一志望には落ち、第二志望の高校に通いました。
高校は1学年500人以上いながら、主な合格実績は東大合格者歴代0人、医学科合格者6~7年に1人、早慶上智理系合格者1年に1〜2人である、偏差値50程度の田舎の私立高校でした。
そこで学年順位はほぼ真ん中の200位くらいでした。
僕の地元は公立高校が1番偏差値が高く私立高校は滑り止めの立ち位置で、特に僕の高校はスポーツクラスがあり、勉強ができる人でも他の高校に落ちた人で勉強ができない人は部活しかしてない人で中学知識も怪しい人ばかりです。笑
それでも大学の姉妹校なので部活をしている人や勉強したくない人は推薦でその姉妹大学に行くのが普通でした。
また「受験は団体戦だ!」とか「国公立(地元の)こそ最強だ!」とか言っちゃう高校でした。笑
クラスの3分の1以上が姉妹校に推薦で、他の3分の1がAO入試や推薦などで大学にいくので、周りに受験勉強をする人がほとんどいませんでした。
推薦組と同じような生活習慣でもちろん学力が上がるはずもなく、
高校3年生の冬の理系科目と英語の最高偏差値は40台、センター試験得点率は40%台で医学部に全落ち(数学英語物理化学のみの結果)。
実はよく見る逆転合格の成功例では国語や社会まで換算しているため数学英語は普通にできる人が多いです。。。
しかし医学部を目指して浪人し2年間の勉強を経て医学部合格を果たしました。
独学で勉強を始めて1年はなかなか成績が伸びず、1年目の冬の偏差値は53でしたが、そこから1年で偏差値を15以上向上させ河合塾での偏差値70の医学部合格を勝ち取りました。
センター試験では88%を超えました。
そして今は現役の医学部生として日々勉強しています。
1年で偏差値をこれだけ上げることができたのには理由があります。
勉強法を勉強し、適切な参考書を使い、勉強時間を確保したからです。
合格大学
合格実績としては医学部医学科5校に合格、慶應大学薬学部合格、星薬科大学や東邦大学にセンター利用での合格、昭和大学薬学部に特待合格、などがあります。
僕は医療系ばかり受けていたので、イメージしやすいように受かった大学の同じ偏差値帯を紹介すると、京都大学理工,建築、東京工業大学3,4,5類、大阪大学医学部以外、慶応大学医学部以外、早稲田大学全学部などがあります。
*これらは河合塾、駿台、東進3つの塾の偏差値を参考にしました。
申し訳ありませんが身バレを防ぐため医学部の合格大学は公表しません。
使用参考書
僕が受験時代に使用していた参考書を紹介します。
(かっこ)で書いていないものは載っている問題全てを勉強しました。
例えば基礎問題精講1Aでは例題と演習どちらも完璧になるまで繰り返しました。
数学
- 初めから始める数学1A,2B,3
- 基礎問題精講1A,2B,3
- よくわかる数学1A,2B,3
- 標準問題精講AとBと3の積分 例題
英語
・システム英単語
・Duo(リスニング)
・Vintage
・イチカラ鍛える英語長文300,500,700
・合格へ導く英語長文Rise 読解演習3
・私立医大の英語「長文読解編」
・国立医大の英語
化学
・宇宙一わかりやすい高校化学 全冊
・セミナー化学(記述問題以外全て)
物理
・宇宙一わかりやすい高校物理 全冊
・体系物理
・名門の森(力学と電磁気のみ)
勉強時間
高校現役時代はほぼ勉強はしていなかったので割愛します。
浪人1年目は勉強をしっかりしようと思った人生で初めての時でした。
中学受験や高校受験をした人は思い出して欲しいのですが、勉強したことない人がいきなり勉強を始めようと思っても長時間集中できません。
理想では、初めから1日10時間勉強しようと意気込んでいましたがスマホなどの誘惑に負けてせいぜい1日3時間しか集中して勉強をしていませんでした。
一浪目はとりあえず予備校に通い授業を受けて、疲れて帰ってYouTubeを見ながらダラダラする生活でした。
正直授業は大学受験において役に立ったかというと、あまりそうは思いませんでした。笑
しっかりと予習をし、計画的に復習ができる人なら活かすことができるかもしれませんが、それでも自分で参考書を読んで問題集を解く方が明らかに学習効率は高いです。
予備校の授業時間はただ板書を写していただけの作業時間として、勉強時間に加えないとすると、
一浪目の合計勉強時間は3時間×240日=720時間程度です。(5月〜1月)
どうしても勉強ができないので勉強効率を上げようと勉強法を調べ始めると、勉強時間も確保できるようになっていきました。
ちょうど一浪目の受験が終わったところで(医学部だけを受けて全落ちでした)、学んだ勉強法を参考に勉強の仕方を大幅に変えました。
二浪目からは、まず予備校を辞めて自分で自習室を借りて勉強するようになりました。
たまに予備校時代の浪人仲間と食事に行ったり、情報交換をしていましたが、それ以外は勉強することにしていました。
次に1年間のスケジュールや1週間、1日の勉強スケジュールを立て、特に1日の勉強スケジュールはルーティン化するまで意識して実行しました。
そうすることで、習慣化されストレスを感じることなく日々膨大な量を勉強に費やすことができるようになります。
しかしスケジュールというものはだいたいズレます。
そこで大事なのはそのズレをしっかりと修正し、実行し、を繰り返すことです。
ビジネスなどでも言われるPDCAサイクルを回す、という作業に近いかもしれません。
徐々に勉強時間を多く確保できるようになり、1日最低8時間は勉強するようになりました。
受験後すぐに勉強を始めたので二浪目の勉強時間合計は、8時間×350日=2800時間です。
9月以降は12時間以上時間を確保していたので正確には3400時間程度だったと思います。
一浪二浪での合計勉強時は約4200時間でした。
下の記事に書いていますが一般的な医学部(私立国公立ともに)に入るために必要な時間は、3500〜4500時間程度だと思います。
さらに詳しく勉強法を知りたい人はこちらをご覧ください。
そして医学部に合格し今では現役の医学生として、培ってきた勉強法を使って医学を効率よく学んでいます!
また2021年現在、現役高校生の医学部受験生を指導をしているので成果が出ましたら報告します!
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