【偏差値70現役医学生が教える】英語の勉強法 参考書
こんにちは!
現役医学生のりょうです!
医学部に受かる前年は河合塾のマーク模試で英語の偏差値は50程度でしたが、その1年後の冬には偏差値67になり見事医学部合格を果たしました。
センター試験では95%弱の得点率でした。
英語は1番苦手でしたが、なんとか志望大学の合格最低点の得点率までは取れるようになりました。
・英語の勉強は単語から?文法から?
・英語苦手だけど勉強したらできるようになるの?
などの疑問を解決できる記事になっています。
実際僕は英語がとても苦手で高校3年の時はセンター試験で50%も取れない、偏差値も40くらいの学生でした。
それでもセンター試験では190点弱、偏差値は66になれたので誰でも高得点を取れるようになります。
僕が1年間で偏差値を16上げた英語の勉強法を提供します。
多くの難関大学合格者が一番効率がいいと考えている独学での参考書の学習を前提としてお話しします。
英語で大事なのは学習する順番です。
英語の勉強の順番を間違えてしまうと、非効率になり勉強時間に対する成果が少なくなってしまいます。
英語の学習の順番:英単語→英文法→英文解釈→英語長文
動画でも説明しているので参考にしてください。
まずは単語の勉強法から見ていきましょう。
参考書ルートについての動画です。音声で聞きたい人はぜひ見てください。
単語の勉強法
まず英単語の正しい勉強方法について確認してみてください。
・参考書
まずおすすめの参考書を紹介します。
おすすめするのはみなさんご存知、ズバリ「ターゲット」シリーズです。
基本的にどの単語帳でも書いてある単語は大差ありませんが、1語1訳の作りとシンプルに英単語と日本語だけ書かれていてクセがないため使いやすいです。
加えてカード式も売られているのでランダムにテストができるのも魅力の1つです。
僕が受験生のときは「システム英単語」を使っていたのですが、ミニマムフレーズという3語くらいの塊で覚えてしまってため、その語単体で出されると思い出すまで時間がかかってしましました。
熟語や語法に強いのはこのシステム英単語ですが、シンプルに英単語を覚えるだけならターゲットや単語王などがおすすめです。
・使い方
どのように単語を勉強していくか説明します。
英単語は単純暗記の側面が強いので数回暗記した程度では入試まで覚えていることは難しいです。
なので入試までに何十周もするイメージをしておきましょう。
受験勉強初期の場合などやレベルの高い英単語長をするときには、単語帳に載っているほとんどの単語を知らないと思います。
その状態で暗記をしようとしてもすぐに忘れたり、覚えづらかったりします。
わからない単語ばかりの単語帳は覚えることができない
そこでまずは単語を覚えるよりも単語を見慣れるようにしていきます。
具体的にどのようにするかというと、単語帳を音読していきます。
「apple→りんご、car→車、、、、、」のように1単語1秒程度で1語ずつ声に出していきます。
仮に単語帳に2000単語あったとしても2000秒=33分で終わります。
この音読を1日に2周、そして2週間続けます。
すると28周でき、だいたいの単語は「なんか見たことあるなー」ってなると思います。
音読をする必要のあるのは、単語帳の6割以上の単語がわからないときです。
そこから暗記に入ると何度も見慣れた単語なので暗記しやすく、暗記の速度も上がります。
音読を終えたあとは単語を英語から日本語に訳せるかテストしながら覚えていきます。
できればカードのタイプで行うのがよいです。
なぜかというと普通の単語帳だと順番や位置で覚えてしまうことがあるので、ランダムにテストできるカード式の方が入試に対応しやすくなっているからです。
単語をテストしながら覚えるときはカード式を使う
ではテストをしながら覚えていくのはどのくらいのペースで行うかというと、2週間に1周できるくらいのスピードです。
このとき1単語1〜5秒でテストと日本語訳の確認をしていきます。
現在の入試の大部分は英語長文なので英単語は「考えてわかる」状態だと遅すぎです。
何百語とある英語長文の英単語一個一個を思い出すのに5秒もかかってしまってはその長文を読むのに30分〜45分かかります。
入試の時間を考えればこんなに時間がかかってしまっては合格点を取ることは難しくなります。
ですから最終的に目指すのは1単語1秒以内に日本語に訳せる状態です。
そのために1単語1〜5秒でテストと日本語訳の確認をするのです。
・6割以上の単語がわからない単語帳:音読してからカード式でテストしながら覚える。
・4割以上の単語が1秒以内に日本語訳できる単語帳:カード式でテストしながら覚える
単語帳のカード形式のものを2週間に1周を入試の当日まで続けていってください。
文法の勉強法
近年理系大学の英語入試において英文法の問題の配点は少なくなっています。
代わりに英語長文の問題が8割以上の配点を持っていることがほとんどです。
ですのでNEXTSTAGEなどの分厚い英文法の参考書を使う必要性は年々減少しています。
・参考書
そこでおすすめする参考書を紹介すると「英文法をひとつひとつわかりやすく」という参考書です。
この参考書はとても薄く英文法の内容の解説と問題とが分かれていて、時間がかからなく全体の理解がしやすくなっています。
問題を解くだけではよくわからない事項もあると思いますが、この参考書は解説をわかりやすい言葉で書いてくれているので安心です。
もし自分の目指している大学の過去問を見て英文法の問題数が多い場合はこれに加えて「NEXTSTAGE」などの参考書をしてもいいかもしれません。
しかし注意しなければいけないのは、NEXTSTAGEの問題を全て解くのではなく出やすい分野のみを習得するようにしましょう。
では実際に「英文法をひとつひとつわかりやすく」の進め方を説明していきます。
・使い方
この参考書の前半部分は中学内容になっているので簡単だと思いますが、問題を解いてみてください。
中学内容を間違えて理解している部分や、甘い理解しかしていない場合もあるので問題をしっかり正答できるかで正しく理解しているか判断するためです。
もし間違えてしまった問題は解説や説明をしっかり読んで正しく理解してください。
またわからない範囲だと思う部分もしっかりと解説や説明を読み込んでください。
問題を解くときに注意して欲しいのは、間違えた問題はその日のうちにもう1度テストして解けるかを確認してください。
成績が上がらない人の共通点は、間違えた問題をただ解説を読んだけで満足している
解説を読んで理解しても暗記していなければ入試においては意味がないので、しっかり暗記できているかをテストする必要があります。
2度目に解いてみてもまだ正答できない問題は理解が甘かったり暗記が不十分であるため、理解と暗記をしっかりした上でもう1度解いてみましょう。
問題によっては1日に3〜4回解くこともあるということです。
間違えた問題は解説を見るだけでなく、その日のうちにもう1度テストする。
またこの参考書は150ページ近くありますが2週間以内に1周するペースで勉強しましょう。
これを5周くらいすれば文法については十分な知識が付くと思います。
英文解釈の勉強法
文法(英語における文の作り方のルール)が分かれば次は実際に英文を正しく日本語訳できるようにします。
・参考書
そのときに使うのが「基本はここだ」という参考書です。
この参考書は非常にわかりやすい解説で、初めて英文解釈の勉強をするのにうってつけです。
問題数も50問と少なく1ヶ月もあれば余裕で習得できます。
だいたい3文程度の英文を日本語に訳すだけなので時間はあまりかかりません。
しかしこの参考書をすることで英語長文を読むのに必要な技術が身につきます。
また国公立や1部の私立大学では和訳問題もあるのでその対策にもなります。
・使い方
家にコピー機がある人は英文部分をコピーして、英文を和訳するときにスラッシュリーディングをしていきます。
スラッシュリーディングとは、英文を意味の塊ごとに区切ることで英語を前から順に読めるようにする記述です。
例えばですが「This is a pen.」という英文は「これはペンです」と訳しますが、訳す順番は「This pen is」の順番です。
これをもっと長い英文で行ったり帰ったりしながら訳すととても時間がかかってしまいます。
このようなことを避けるために英文を先頭から順に返り読みしないで訳すことができることが必要になります。
英語を読むときは英文を先頭から読めるようにしなければいけない。
そのためにスラッシュリーディングをしよう!
「I liked Yui Aragaki, but she got married to Gen Hoshino, so I wrote Gen Hoshino in the test name column to get closer to Gen Hoshino.」は
「新垣結衣が好きだったけど彼女は星野源と結婚してしまったので、星野源に近づくためにテストの名前の欄に星野源と書いた。」と訳しますが、スラッシュリーディングを使うと
「私は好きです/新垣結衣が/しかし/彼女は結婚してしまった/星野源と/だから/私は書いた/星野源と/テストの名前の欄に/星野源に近づくために」となります。
最初は違和感があると思いますが、慣れていくと英文を読む速度がかなり早くなります。
もしコピー機がないなら、英文を見ながら頭の中で区切って読んでいきましょう。
この訳し方をしながら1ヶ月で3周以上してください。
1日に5個の英文を訳せばいいペースです。
英文を訳すときにわからない単語や熟語もあると思いますが、それはどんな訳になるか文脈から考えながら訳してください。
間違っていたら正しい日本語訳を覚えればいいんです。
問題を解き終わったら解説をじっくりみて、わからない知識が書いてあったらマーカーなどを引いておきましょう。
そして3周したあともマーカーを引いた部分だけは復習するようにしましょう。
この参考書が習得できて大学で和訳問題が出る人や偏差値65以上の大学を受ける場合は、「基礎英文解釈の技術100」まで習得しましょう。
参考書の進め方は「基本はここだ」と同じです。
英語長文の勉強法
いよいよ大学受験の英語において最も配点が高い英語長文について説明して行きます。
どの大学でも配点の8割以上は英語長文です。
そんな大事で重要な英語長文の勉強法を英語で偏差値66、センター試験190点弱の僕が教えます!笑
・参考書
まずおすすめの参考書を紹介すると「英語長文ハイパートレーニング」シリーズです。
これらは英語長文問題集の中でも特に解説がしっかりしていて、音読用の白文やCDがついていたり英文1つ1つにSVOCがふってあったりしてとてもわかりやすいです。
それぞれのレベルなどは桐原書店のホームページに書いてありますが、
・超基礎篇:難関高校入試〜偏差値50程度の大学入試、英検3級〜準2級
・標準編:共通テスト〜中堅大学入試、英検準2級〜2級
・難関編:中堅大学〜難関大学入試、英検2級〜準1級
となっています。
自分が目指す大学の難易度によってどこまでやるか決めましょう。
では参考書の進め方について説明していきます。
・使い方
まず問題を制限時間を計りながら解いていきます。
問題を解くときはなるべくコピーをして、スラッシュリーディングを使って行きましょう。
英語長文はスラッシュリーディングができないと入試で時間以内に解ききれない
そのあと丸付けをしてわからなかった単語や文の確認と、問題の正答までの導き方を理解します。
大事なのはここからです。
終わった長文を音読してください。
ただ英文を読むだけではなく、英語を声を出して読みながら(できない場合は口パクで)頭の中でスラッシュリーディングをしながら日本語で文章を理解していきます。
初めのころは音読のスピードも遅くて大変だと思いますが、徐々に早くなっていき最終的には普通の速度で音読するスピードで日本語で文章を理解できるようになります。
これを問題を解いた日、次の日、またその次の日と3日連続で音読します。
もちろんその間次の問題に進みながら新しい英文の音読も並行します。
こうすることで長文を読むのに慣れていき、一気に英語の偏差値が上がります。
ハイパートレーニングは1冊12問なので1日1題+音読をして、1ヶ月に2周してください。
・1日1題+音読(前日と前々日の長文の音読も含む)12日で1周。
・12題目の音読が終わったら(初めてから15日目)同じく1日1題+音読(前日と前々日の長文の音読も含む)12日で1周。
・12題目の音読を合わせて合計で30日で2周終了。
このように進めていくと1ヶ月経つ頃には英語長文を得意に変えることができます。
1冊このように進められると2冊目以降はより早く音読、理解ができるようになるのでどんどん英語が得意になっていきます。
1長文につき10回以上は音読するイメージを持っておきましょう。
リスニングの勉強法
現在の共通テストではリスニングの配点は長文と1:1で100点ずつになり、配点が高くなりました。
ですのでリスニングの対策にも時間をかける必要があります。
もちろん国公立など共通テストを使う人だけですが。
それではおすすめの参考書を紹介していきます。
・参考書
僕がおすすめする参考書は「DUO」と「共通テストの予想問題や過去問」です。
「DUO」は単語熟語帳として知られていますが、文で覚えるものなのでリスニングの練習として非常に優秀です。
大学受験に必須の英単語と英熟語をほぼ網羅しているので、「DUO」の音声さえ理解できれば共通テストなどのリスニングテストに出てくる英単語や熟語は分かるということを意味します。
これに加えて過去問や予想問題を練習として習得すれば問題形式にもなれることができます。
・使い方
リスニングは慣れが必要な分野なので「1ヶ月間集中学習して習得!」というよりも「1年ちょっとずつ慣れていく」のように勉強していく方がいいです。
リスニングは短期集中よりも長期分散で行う
「DUO」の音声は1時間で1周できるようになっています。
ですので2〜3日で1周できるペースで聞いていきましょう。
これはだいたい1日20〜30分です。通学中やトイレの中や休憩中に行えば終わります。
音声を聞くときに付属の英文と日本語訳が書かれている別冊を見ながら行い、音声と英単語を一致させていきましょう。
10周20周と繰り返していけば徐々にリスニングに慣れてきます。
英文の7割以上を音声のみで理解できるようになれば、次は共通テストの過去問や予想問題に入っていきます。
リスニングの過去問に入る前に英語長文でスラッシュリーディングを習得しておく
ただここで重要なのは英語長文でスラッシュリーディング的な訳し方ができないと、つまり英文を先頭から順に訳せるようにならないとリスニングはできません。
だからまずは英語長文でスラッシュリーディングに慣れてから本格的にリスニングの点数を上げる努力をしてください。
過去問や予想問題も1度テスト形式で行ったあと、英文を見ながら音声を聞いて英単語と音声を一致させます。
そしてほぼすべての文章を音声のみで理解できるようになったら、次の過去問へ進むようにしてください。
以上で英語の勉強法について説明していきました。
このやり方は非常に再現性が高い(誰でも真似できる)ため、同じように勉強を進めていけば少なくとも僕と同じ偏差値66やセンター試験90%に到達できます。
ぜひこの勉強法を参考にして志望大学合格に近づきましょう!
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