【現役医大生が教える】失敗しない勉強計画の立て方

2022年4月7日

こんにちは!ナンリケを運営している現役医大生のりょうです!
今回は独学で医学部に合格した僕の勉強計画の立て方をみなさんに教えます!

question
・独学での勉強が不安!
・自分でどうやって勉強計画を立てればいいの?
・実際に合格した人がどうやって計画を立てたか知りたい!

このような不安や疑問を持っている人は多いと思います。
実際に僕自身も独学を始めた頃はどのように勉強を進めていけばいいかもわからずに無駄な時間を過ごしてしまったので、みなさんにはそのようなことがないように受験生時代に知った勉強計画の立て方を伝授します!

同じように計画を立てれば失敗することなく志望校への合格を勝ち取れるはずです!
ただかなり厳しいやり方であるため、絶対に志望校に合格したいという気持ちがある人にしか最後までやり切れないかもしれません。

計画を立てるまでに必要なこと

計画を立てる流れを説明します。

point

  ① 志望校の決定
      ⇩
  ② 使用する参考書の決定
      ⇩
  ③ 入試までの残り日数の確認
      ⇩
  ④ 1日に何問やるかを計算

これを見てもらえばわかる通り、そもそも勉強計画を立てるには「志望校」と「使用する参考書」が決まっている必要があります。
ですのでまずは志望校の決め方参考書ルートを確認して決定しておきましょう!

計画を立てる上でまずやるべきことは志望校合格のためにどの参考書を習得すべきかを確認することです。
僕を含めて様々な塾が参考書ルートを公開していて、大学合格者の合格体験記などもネットに転がっています。
その中の何個かを比較したり、書店へ行って実際に問題を見たり、過去問の問題を確認したりすることによって自分が習得する参考書を決定してください。

使用する参考書が決まったら

習得する参考書が決まったらその参考書が収録されている問題数やページ数を確認してください。
そして現在から受験日まで何日間あるかを数え、1日にどのくらい進めればいいかを計画します。
基本的には受験までの残り日数の半分で1周し、残り半分で2周するイメージで大丈夫です。
仮に受験まで100日あって、問題が200問あれば前半50日で200問を1周。
その後30日でもう1周、さらにその後20日で1周の計3周という計画になります。

残り日数の1/2で最初の1周、3/10で2周目、1/5で3周目という感じです。

また高校3年生になるまでは数学と英語のみ、難関大を目指す人で数学と英語と理科1科目のみ勉強するような計画を立てるようにしましょう。
特に理系国立を目指す人は国語や社会は夏以降から始めれば十分なので夏前までは英数理をメインに計画を立てるとうまくいきます。

計画を立てる上での注意点

注意

・「1日に何時間勉強できるか」
・「1問解くのに何分かかるか」
が分かっていないと正確な計画は立てられない

注意点として自分が1日にどのくらい勉強できるか、1問解くのにどのくらいの時間がかかるかを理解していないと正確に計画が立てられません。
例えば1日10時間勉強しなくてはいけないような計画を立てても、その人が1日に5時間勉強するのが限界であればその計画は初日から達成できません。
だから1日にどのくらい勉強することができるかも知っておく必要があるため勉強している間は時間を計っておくと良いでしょう。
また自分が1問どれくらいの時間で解けるのかを日頃の勉強で確認するために1問あたりの時間を計りながら勉強する必要もあります。
その理由を説明すると、例えば数学の問題を解くのに1問20分かかるとして計画では1日20問進めなくてはいけなくて1日に勉強できる時間が5時間の場合、数学の問題を解くだけで1日400分=7時間弱かかるため計画は破綻しているということになるからです。
だからこそ「自分が1日に何時間勉強できるか」と「1問解くのに何分かかるか」は把握していないと正確に計画は立てられないのです。

また過去問演習や模試を受けることにもなるはずなので、単純に受験日までの残り日数にしてしまうと計画通りに進めなくなってしまいます。
だいたい20日〜30日は模試や過去問演習で消費してしまうので、その分をあらかじめ引いて計算しておきましょう。
(例)残り日数200日→200−30=170日で計画を立てる。

復習について


またこの時ただ1周すればいいのではなく、復習を含めてやる必要もあります。

復習のやり方は1日のノルマを消化しているときに間違えた問題に印をつけておき、
1日の勉強が終わったタイミングで間違った問題をもう一度解くようにします。
しっかりと理解暗記していれば解き直しで完答できるはずですが、実際にはそうではない場合がほとんどです。

実はこれが間違えた問題を永遠に間違え続けてしまう原因になります。

ですので間違えた直後に何が原因で間違えてしまったのかを探ってください。
例えば公式を覚えていなかった、解法が思い出せなかった、計算ミスしてしまったなど様々な原因が考えられるはずです。
原因がわかったらその原因を解消できるように行動を起こしてください。
公式を暗記できていなかったなら、一度確認し何度もノートに書いたり、公式を隠しても書けるかどうかを試してみます。
原因が解消できたら次は解答できるはずなので、先程間違えてしまった問題をもう一度テストします。
原因が一つであり、それを解消できたならその問題は確実に解けるはずです。
もし解けなかった場合は、原因が2つ以上あったり、原因の解消が不十分の可能性があるのでもう一度「なぜ間違えてしまったのか」をじっくりと考えてください。
1問1問このように丁寧に勉強していけば間違えた問題を次はできるようになり、結果学力が向上することでしょう。

上記のように間違えた問題のフォローはかなりの時間を要するので、余裕を持って勉強計画を立てる必要があります。
具体的には1日に勉強できる時間−2時間で1日のノルマが達成できるような計画を立てると良いです。
1日に8時間勉強できる人は6時間相当で終わるような勉強計画にして、2時間程度は間違った問題のフォローになるという感じです。



そもそも1周目は知らない知識を知っている状態に変え、それをさらにアウトプットできるようにしていくという段階を踏む必要があるので、2週間に3周という僕の考える復習方法を活用して勉強してみてください。
それ以降は普通に問題をテストしていって間違えた問題があったらしっかりとフォローするようにすれば良いのです。

具体例

言葉で説明するだけではわかりづらいと思うので、具体的に参考書の問題数や残り日数の設定して勉強計画を立ててみます。
・問題数 :300問
・残り日数:100日
・1問あたり:15分
という設定で勉強計画を立てていきます。


○ 1〜42日
初めて勉強する参考書はまず2週間に3周のペースでやっていくので14で割り切れる日数で計画を立てると楽になります。
同じ範囲を7日⇨4日⇨3日で1周ずつ勉強していきます。
ここは非常に大事なので多くの時間をかけることになります。
(同じ範囲を勉強するのに日数が少なくなっているのは、初めの1周は非常に時間がかかるが2周目以降は1度勉強した問題だから早く終了できることを想定している。)

7日で1周する時は14問/日 (1問あたり15分→1日3.5時間)
4日で1周する時は25問/日 (1問あたり8分→1日3.4時間)
3日で1周する時は33問/日 (1問あたり6分→1日3.3時間)


○ 43〜77日(復習1回目)
ここからは復習になります。
実際は同じ科目の他の参考書などと並行して勉強するようになるでしょう。
(例えば基礎問題精講1Aの復習と2Bを並行して勉強。)

35日で300問→9問/日 (1問あたり8分→1日1.2時間)

○ 78〜100日(復習2回目)
1回目の復習と同じように勉強していきます。

23日で300問→13問/日 (1問あたり6分→1日1.3時間)