【文武両道】部活と大学受験の関係
こんにちはっス!
ナンリケを運営している現役医大生のりょうです!
高校によっては部活参加がほぼ必須のところもあったり。
そんな中部活に入ってみたは良いけど勉強あんまりできないし、部活辞めるって言いずらいことってあるあるだよね。
部活って色々悩むことも多いと思うけど、特に受験においてどんな影響があるのかを今回は解説していくっ!
まず前提として
部活で全国大会に出場して、その成績を利用して入試に挑む人(指定校やAOなど)などのむしろ部活を一生懸命することが大学合格への近道になる人は例外です。
そのような方はぜひ部活を一生懸命やって成績を残せるように頑張ってください!
基本的には一般受験で大学入試を突破しようとしている人が対象の記事になります。
・先生に部活辞めたら受験失敗するって言われた。。
・入るとしたらどんな部活がいいの?
こんな悩みや不安を抱えている人も多いと思います。
まず僕の考えとしては「部活をするかどうかはその人の自由」です!
勉強をガッツリしたいから部活の時間は邪魔だと思う人はそうすればいいし、僕のように放課後友達と遊びたいから部活をしないのもいいし、好きなスポーツをしたいからするのでもいいし、本当に自由でいいと思います。
ただ部活したくないのに入ってしまったなどは問題だと思っているので、あくまで大事なのは「自分の意志を軸にした自由」です。
1、部活をしながら難関大学には合格できるか
2、運動と暗記の関係
3、部活を辞めたいけど辞めたら落ちるって先生に言われている人に向けて
4、部活のメリットデメリット
部活をしながら難関大学には合格できるか
多くの人が気になっていたり、疑問に思っているであろう部活をして難関大学に合格できるのかについて話していきます。
結論
難関大学には部活をしながらでも合格できます!
そもそも大学受験というのは多少個人差はありますが、合格に必要な勉強時間を受験日までに確保すれば高い確率で合格できます。
必要な勉強時間についてはこちらを参照ください。
ですので部活やそれ以外の趣味があったとしても高校3年間または浪人を経てその合格に必要な勉強時間を確保できれば、勉強以外にどんなことをしていても合格することは可能です。
もちろん勉強以外に時間をかけることがあると結果的に勉強できる時間は減りますが、それでも計画を立てて勉強時間を確保すれば難関大合格は達成できます。
ただし、厳しく勉強に支障が出るような部活だと合格に必要な勉強時間の確保が難しくなってしまい合格可能性が低くなってしまうことも考えられます。
いわゆるブラック部活だとなかなか勉強に集中できないような環境になってしまうかもしれません。
運動と暗記の関係
運動には記憶にいい効果があります。
短期記憶を司る海馬という脳の部位があるのですが、それは運動によって活性化します。
つまり運動することによって記憶力は向上するということです。
「じゃあ部活ってした方がいいんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、必ずしもそうではありません。
当たり前ですが部活をしていなくても運動はできます。
多くの人が誤解していると思うので説明しておくと、記憶力を向上させるための運動というのはランニングするなどキツイ運動は必要ありません。
例えば10分程度歩く、ストレッチをするのような軽く短時間の運動でも効果はあります。
・アメリカで公開された論文によると、”10分間座っていたグループ”と”10分間ウォーキングなどの軽運動を行ったグループ”それぞれに記憶力のテストをした結果”軽運動を行ったグループ”の方が成績が良かったことが確認されている。
要するに科学的にも運動した方が記憶力向上に役立つことが示されている。
・逆にハードに運動していたグループの記憶力の向上があるかを調べた研究では、記憶力の向上は軽運動に比べると小さいことが確認できた。
これはハードな運動によるストレスが脳に悪影響を及ぼしているのではないかとされている。
ここから言えることは強度の低い軽運動の方が記憶力向上には効果があるということで、運動部は特にハードな運動が多いので記憶力向上においてはあまり意味がないことが予想されます。
僕の考え
記憶力向上のために運動するのならば、部活動をするよりも自分で時間を決めて軽くウォーキングやストレッチなどをした方がいいです。
ハードすぎる運動は記憶力向上においてあまり効果がないこと、拘束時間が長く自分で決めることができないなどの理由から勉強の効果を最大化させる、という点においては部活動はあまり役に立たないです。
部活を辞めたいけど辞めたら受験に失敗するって先生に言われている人に向けて
これについては何回か質問が来たことがあります。
はっきり言いますと、そんなことはありえません!
これは単に先生の都合で部活を辞めて欲しくないから言っているだけで、生徒のことを考えての発言では決してありません。
実際には部活を途中で辞めて受験に失敗して人も存在はします。
しかし逆に部活を辞めたことで受験に成功した人もかなりの数いるはずです。
一部そういう人がいるというだけでそれを真実だと考えてしまっているのか、悪意によって受験に成功している人を隠しているのかは分かりませんが、そのようなことを言う先生は信用できません。
確かに部活を辞めたことで自由に使える時間が増えることで、ダラダラしてしまう人もいると思います。
ですのでまずは自分にあとどのくらい時間が残されていて、志望校合格にはどのくらいの勉強量が必要で、どの参考書をいつまでに習得するなどの計画を立てておくとダラけないで済みます。
「部活を辞めたいなら辞めればいいし、続けたいなら続ければいい」と言うのが僕の考えでそれを先生の都合で変えさせるのは違うなって思ってます。
部活のメリットデメリット
最後に部活のメリットとデメリットを話していきます。
メリット
まずは僕が考える部活をするメリットを紹介していきます。
・部活は人間関係を構築するのにとても役に立つ。
・上で話したように運動することで海馬が活性化し記憶力が向上する。
・運動することでストレス発散ができたり、気分転換することによって勉強をする時に集中力が上がることなども考えられる。
・本気で何かに取り組むという経験が今後の人生においてかなり重要なことになるということ。
大学受験に対しても本気で取り組むとはどういうことかがわかっていれば怠けている自分を客観視できたり、何時間勉強したから今日はもういいかなと自分でリミッターをつけることも無意味だと気付くでしょう。
デメリット
・部員や顧問との人間関係がストレスになってしまう可能性があること。
・部活の時間という拘束される時間ができるので単純に勉強に当てられる時間が減る。
・部活辞めるか辞めないかで何かしらの問題が発生する可能性がある。
などがあります。
ただこのようなデメリットがないことが確認できている部活であれば、メリットのみの享受が受けられるため部活に入ることもいいことです。
最後に
結局部活はした方がいいのかしない方がいいのかについて話していきます。
「したければすればいいし、したくなければしなければいい!」これが結論です。
答え教えてよ!と思う方もいるかもしれませんが結局は自分がしたいかどうかが大事なのでぜひ自分で考えてみてください。
運動するのが好きでみんなとスポーツをするとストレス発散になるという人は部活に向いてるかもしれません。
逆に学校の方針として入らなければいけないからとりあえず入らないと、くらいの気持ちの人は部活に入ること自体があまり向いていない可能性があります。
自分の感情以外に考慮すべきなのは「辞めるのが自由かどうか」もしくは「部活に顔を出さなくなっても怒られたりしないか」です。
高校3年間で志望校が変化することや他に何かやりたいことができるかもしれません。
初めは行くのが楽しかった部活でもそれよりも優先してやりたいことができることもよくあります。
そのため簡単に部活を辞めることができたり、出席しなくても先生や部員から怒られないような部活を選択して送と後々楽になります。
以上のことより「自分のやりたいやりたくないなどの感情」と「将来的に柔軟な対応ができるような環境かどうか」を確認してみて、部活に入るかどうかを決めましょう。
そして勉強したい、などの他に優先したいことができたのならば遠慮せずに顧問など先生に相談することをお勧めします。
もし止められてもそこはできるだけ自分の意見を優先していきましょう。
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