【英単語】正しい英単語の勉強法を現役医大生が脳科学的に解説!

2022年3月24日

こんちわっす、ナンリケを運営している現役医大生のりょうです!

今回英単語の正しい勉強法を解説します。

初めに

これから英単語の勉強しようとしているけど、どのように進めればいいかわからない人や英単語を勉強しているけどなかなか覚えられない人って多いですよね。

ここでつまずいて英語全体の学習もうまくいかなくて困っている人も多いと思います。

英単語は英語学習の基礎であるためここを効率よくクリアできると英語全体の学習のスピードも格段に速くなります。

実はこの英単語の学習は正解があります。

それを知らない人のために、今回は科学的に正しい英単語の暗記法がわかるように医大生の僕がそれについて解説します!

この記事を見ると、他の人よりも効率よく英単語を暗記できるようになります。

少ない時間で最大の効果を発揮できるようになります。

またなぜ効率がいいか、という疑問にも答えられる内容になっていますので、ぜひ最後まで見てってください。

経歴

簡単に自己紹介すると、田舎の低偏差値高校出身で、独学で偏差値40から医学部へ合格したものです。

周りの友達も勉強しないことが当たり前の中、僕がどのように成績を上げたのかの勉強法などをYouTubeやブログで発信しています。

これからも皆さんに役立つ情報を提供していくのでチャンネル登録をぜひお願いします。

なぜ英単語が大事か

結論の前になぜ英単語が大事なのかを説明していきます。

多くの大学入試や資格試験での得点のほとんどは長文読解です。

長文読解をするためには英文法や英文解釈や国語力など多くの能力が必要になってきますが、その中でも特に英単語がわからなければ、そもそも英文法などの勉強には入れません。

つまり英語を学習する上での最小単位が英単語で、ここをクリアしないと次に進めないのです。

詳しくは英語の正しい学習順序の動画で話しているので、概要欄などに貼っておくのでそちらも参考にしてみてください。

また英単語の記憶は勉強においての基礎でもあります。

勉強とは暗記の要素がとても強いので英単語をしっかりと記憶できる人は、その他の科目や分野でもしっかりと記憶ができることなります。

結論

結論をはなすと、まずは見出し語の音読を10周〜20周してから見出し語のテスト、ある程度覚えたら派生後のテストをしていくのが効率がいい英単語の暗記法です。

勉強の順序

大事なのはテスト、つまりアウトプットの回数なのですが、その前に何も知識がない状態だとそもそもテストをしても何も答えられないのでまずは音読から始めるのが効率のいいやり方になっています。

ではそれぞれなぜそのやり方を進めているかと、具体的な勉強の仕方について話していきます。

音読について

まずは音読をする理由について話してきます。

音読をすることのメリットはたくさんあって、

point

 ・多くの感覚器官を使えるために記憶に残りやすい。

 ・声に出すことによって自己参照効果が働くからです。

 ・英単語をしっかりと発音することでリスニング対策にもなるからです。

それぞれ詳しく説明していきます。

まず多くの感覚器官を使うことで記憶に残りやすいについてですが、音読の場合は口の筋肉とか声帯を動かすの筋肉などを使うことで運動性記憶になり、これは1度覚えると忘れることが少ないという特徴を持つ。

また小脳を経て大脳連合野に蓄積されるため、経路が複雑になる。
これらの理由から記憶に残りやすいし忘れづらい。より多くの神経細胞が刺激され、記憶に残りやすくなります。

わかりづらいと思うので簡単に言うと、読むだけよりも筋肉を動かした方が記憶に残りやすいってことです。

2つ目の自己参照効果について説明すると、全く関係ない人について記憶よりも自分や自分にとって大切な人についての記憶の方が記憶に残りやすいということです。

他人のことよりも自分のことの方が自分にとっては大事だと脳は判断しているので、自分に起きた出来事は覚えやすくなっています。

3年前に見た映画のストーリーよりも3年前の自分の体験の方が鮮明に思い出しやすいと思います、そう言うことです。

簡単にいうと声に出すことでこの自分ごとになり記憶に残りやすいと言うことです。

3つ目は言葉通りの意味で、発音を確認しながら実際に自分の口で言うことで、リスニングが聞き取りやすくなります。

自分で発音できないことは聞き取れないとも言うので、音読は大事になってきます。

勉強を始めて初期は英単語を覚えていないので単語帳をテストしようにもほとんどがわからないと思います。

その状態でテストをしてもほぼ全部間違えているのであまり意味がありません。

加えてこの単語なんだろうと考えている時間は時間の無駄でしかないので、知識がない状態でテストをするのは効率が悪いです。

そこでまずは英語に続いて日本語訳を連続で音読してくことで、少しずつ英語と日本語を関連ずける必要があります。

その時に行う方法が音読です。

なぜ音読が大事かや音読の役割がわかったところで実際にどのように音読をするかを解説していきます。

英単語の学習が苦手な人や初めて勉強する人を前提に話ていきますので、ある程度覚えている自信がある人、具体的には

今勉強しようとしている英単語帳の半分以上の単語がヒントなしで日本語訳を思い出せる人はこの音読の項目は飛ばして大丈夫です。

音読は時間が全くかからず、仮に2000収録されている単語帳を1周するのに、1単語1秒で読んでいけば2000秒、つまり33分で終わってしまいます。

しかも音読には暗記に有利な効果がたくさんあるので、ただ見るに比べてはるかに効率が良いものになっています。

この音読を10周〜20周すると、ある程度の英単語の意味がわかってきます。

2週間程度単語帳を1日に1〜2周音読すればでこのステップが終わります。

実際には2000語もないのでもう少し時間は抑えられますが、できる日には1日2周、できない日は1周すると2週間で20周くらいはできるはずです。

テスト(アウトプット)について

勘違いしている人もいるかもしれませんが、テストとはただ正しい知識を身につけていることの確認するという側面もあるけどそれだけでなく、暗記するのにとても効率のいい勉強です。

というよりも暗記を効率よく行うためにテストをするといっても過言ではありません。

模試とか定期試験だけがテストなのではなく、毎日自分でテストを行うことが大事です。

なぜアウトプットは暗記の効率がいいのか

全ての分野の暗記に共通なのですが、記憶の定着度=アウトプットの回数です。

勉強するときはこれを意識してください。マジで大事です。これだけは覚えて帰ってください。

語弊を恐れず簡単にいうと、思い出そうとするように脳に負荷をかけることで覚えていない場合はその情報を暗記しやすくなるし、覚えていた場合はその記憶がより強固に、より早く思い出せるようになってきます。

この時脳で何が起こっているかを説明しようとすると、神経細胞同士がシナプスで繋がっていて、神経伝達物質を送って情報を伝達するのですが、アウトプットつまり細胞を何度も活性化することでより多くのシグナルを受け取ることができるようになり神経細胞同士の繋がりが強められ、記憶が強固になるって感じなんですけど、難しいので詳しくは他の動画で話そうと思います。

また人の脳は間違った、とか悔しいとか痛いとか負の感情を抱くと、それを繰り返さないように覚えようとします。

だからこそテストをして間違えるのはとても大切なことで、その分記憶しやすくなるってことです。

テストして完璧でなくて何も心配しなくて大丈夫、むしろ間違えた方が覚えやすいのです。

そのために何度も自分でテストをしてください。

テストは確認の側面もあると言いましたが、何を確認するためにテストをするのかを説明します。

他の動画でも話していますが勉強する目的を考えながら勉強していくのが大事です。

多くの人にとって勉強する目的は入試や資格などの試験で合格することのはずです。

合格するためには、試験問題を解けるようにする必要があります。

だから試験問題を解けるような勉強をすることが大事になってきます。

先ほども言いましたが、多くの試験において配点が大きいのは長文読解です。

長文読解をするためには英単語を日本語訳に変換するのをできるだけ速くする必要があります。

試験にもよりますが、何百語という長い英語長文を10分とか20分とかで解かなくてはいけないので、1つの英単語の日本語訳を思い出すのに3秒も4秒もかかっていては

それだけで、試験時間が終わってしまいます。

つまり英単語を英語のまま理解するか、日本語訳を1秒以内、もっと言えば0、5秒とかで変換できるように勉強していく必要があるのです。

それができるかの確認のためにもテストは大事になってきます。

それではテストのやり方を説明していきます。

だいたいどの単語帳でも同じペースでいいのですが、1週間程度に1周は単語帳に載っている英単語は全てテストしましょう。

1日150語から200語をテストするペースです。

多いと思う人もいるかもしれませんが、考える時間をできるだけ省くので、具体的には日本語訳の確認も含めて1単語5秒以内で行い、30分程度で終わります。

それを3ヶ月4ヶ月継続すれば全部で10回から15回は単語帳を周回できます。

それぐらい繰り返せばほとんどの単語を覚えている状態になるはずです。

またわからなかった単語についてはその日中にもう一度テストしてみてください。

この時できればカード形式のものが売られている単語帳がいいので、僕はターゲットシリーズや単語王をオススメしています。

なぜカード形式のものをお勧めしているかというと、テストをしていく際に、単語以外の情報が目に入ってきてしまうからです。

例えばアップルの下の単語がババなと言うように順番で意味を覚えてしまうと、実際に試験でバナナ単体でできた時にわからなくなってしまう危険性があります。

他にも品詞とか試験で書いていない情報が目に入った状態でテストするのはよくありません。

なるべく試験本番に沿った勉強を意識してください。

具体的なテストの仕方を見ていくと単語帳形式であれば、日本語訳を隠して英単語のみを見て意味がわかるかをテストしていきます。

基本的には考える時間は2秒くらいで、わからなければすぐに答えを見てください。

派生語について

まずは派生語を学習する理由について話します。

前提として知っておいてほしいのは脳は関連した情報は暗記しやすいという特徴を持っています。

派生語を勉強することでその派生語を覚えていれば、仮に見出し後を忘れても予想できます。

例えばcompareという単語は比べるという意味の動詞ですが、comparativeは比較的という形容詞で、comparisonは比較という名詞です。

知ってる人も多いと思いますが、接尾語を知っていれば覚えるのは簡単です。

Tiveは形容詞を作る働きを持っていて、sionは名刺を作る働きを持っています。

また先程の脳の特性として関連した情報が暗記しやすいと言う特徴から、派生語まで覚えても労力はそこまで変わりません。

だからこそ、派生語を勉強するのはメリットしかないのです。

まとめると、覚える労力はそこまで変わらないのに1つの単語に対する記憶の引き出しが増えるので忘れにくい、または忘れても予想できるようになります。

派生語の勉強の仕方は見出し語のテストと同じです。

音読を飛ばして初めからテストから始めてください。

派生後は音読しなくてもいいの?と疑問に思う方もいるかもしれないので説明すると、派生語を勉強するステップに入った時には見出し後のほとんどは暗記している状態のはずです。

ある程度関連した知識があればテストを行っても答えられるものが多いはずなので、すぐにアウトプットに入ってください。

何度も言うようですが、大事なのはアウトプットの回数なのです。

以上が僕が考える効率の良い正しい勉強法です。

まとめ

まとめるとまずは2週間1日1、2回音読を1単語1秒で行っていく。

それが終わったら1日に200語程度英単語を見て日本語訳が言えるかをテストするを4ヶ月から5ヶ月繰り返す。

この時考え過ぎずに1単語5秒以内で行っていく。

ある程度見出し語が覚えられたら同じように派生語もテストしながら覚えていく。

となります。

また音読することテストすること派生語の勉強をすることそれぞれどうして効率がいいのかの理由まで説明してきました。

ここで聞いたことを無駄にせずに日頃の勉強に生かして、英語学習を進めていってください!

応援してます!頑張ってください!

今回は話してきた根拠に使わせていただいた書籍を紹介します。

これらの書籍が気になる方は概要欄にもリンクをおっておきますのでぜひ手に取ってみてください。

  • 「アウトプット大全」樺沢紫苑さん著(精神科医)
  • 「シンプルな勉強法」河野玄斗さん著(東大理科3類)
  • 「脳にまかせる勉強法」池田義博さん著(記憶力日本選手権大会1位)
  • 「超効率勉強法」DaiGoさん著(メンタリスト)