【化学偏差値70】化学のオススメ参考書11選!
こんにちは!
現役医大生のりょうです!
今回は僕が実際に使用していた、もしくは医学部の同級生が使用していた参考書を紹介していこうと思います!
実際に使って偏差値が伸びた本なので自信を持ってオススメできるものになっていますのでぜひ参考にしてみてください!
・市販されている参考書の評価を知りたい
・おすすめの参考書は?
などの疑問に答えられる記事になっています。
まず初めにオススメ度順にどのような参考書や問題集があるかを紹介します!
興味があるものがあったら、詳しく説明しているのでぜひご覧ください。
・宇宙一わかりやすい高校化学
・セミナー化学
・エクセル化学
・新演習
・入門問題精講
・基礎問題精講
・化学一問一答完全版
・重要問題集
・標準問題精講
・入試の核心
・資料集系
それぞれの参考書について詳しく話していきます。
宇宙一わかりやすい高校化学
この参考書は化学を全く勉強したことがない人から勉強できる参考書になっています!
他の講義系参考書とは違いイラストが多用されていることで視覚的にもわかりやすい作りになっています。
勉強に慣れていない人だと文字だけの参考書で勉強しようとしてもすぐ嫌になってしまう場合もあると思うので(僕がそうでした笑)文字だけでなくイラストでも説明してくれるこの本は非常に勉強しやすかったです!
具体的には左ページが文字での解説で、右ページがイラストや図での説明になっています。
また化学は実際にある目に見えない小さな世界の学問であるためイラストなどの視覚的な情報がとても大事になります。
特に化学の難易度が高い大学入試においては、公式を暗記しているよりも原子や分子が現実世界でどのような動きをしているのかを理解していることを重要視しているような問題も見受けられます。
このような問題は特にイメージできると有利になってきます!
上記のようなことから、初学者から上級者まで満遍なく得るものがあるのがこの「宇宙一わかりやすい高校化学」の特徴になります。
ただデメリットもあります。
・3冊に分かれているため経済的には優しくない。
・イラストを多用しているためページ数が他の参考書に比べて圧倒的に多い。
この2点になります。
勉強し始めれば進めやすい作りにはなっていますが、とても厚い本になっているためそもそも勉強のやる気が出ない人もいるかもしれません。
セミナー化学
この問題集は多くの学校で配られているものだと思われます。
そのせいかセミナー化学を過小評価されているような感じがします。
セミナー化学の評価を調べてみると、
「習得すると偏差値60に達するので難関大を目指す人はさらに難しい参考書までしましょう!」
というものをよく見ます。
しかし実際に完璧に習得した僕の立場から言わせてもらうと、それは大きな間違いです!!
上記のような評価をしている人は実際にセミナー化学を習得しているとは思えないです。
事実として僕を含めて、セミナーのみで化学の偏差値を70近くまで上げている人が同級生に数名います。
実際の到達レベルとしては偏差値70弱が妥当です。
加えて易しい問題から収録されているので偏差値40後半の人でも勉強できる参考書です。
これだけ勉強すればほとんどの大学には合格できる実力が付きます。
もちろんセミナー化学だけでは合格できない大学も存在しますが、その大学は日本の大学では偏差値において最上位に位置する東大京大や東工大や難関大学医学部くらいなもんです。
それ以外の大学を目指しているのであればセミナー化学で十分です!
また素晴らしい点としてほぼ毎年のように改定されるので、より最新の大学受験に対応しやすい内容になっています。
多くの参考書は数年に1度、少ないと10年変わらないものまであるので内容が古くなってるものもあります。
熱く語ってしまいました。
が、本当のセミナー化学のレベル感はこのくらいです。
この本の作りは一般的な問題集と同じで問題があって解説が別冊である、と言った感じです。
問題数が非常に多く、大学受験に出るような問題はほぼ網羅されています。
教科書レベルの易しい問題から大学受験に実際に出題された問題、さらには論述形式や英語で出題されている問題まで収録されているのでほぼ全ての国内の入試問題形式の入試に対応できるようになっています。
解説も丁寧に作られていてかなり厚くなっています。
エクセル化学
この問題集はセミナー化学と同じ立ち位置です。
到達レベルもほぼ同じです。
セミナー化学は学校購入が主なので個人で買おうとすると少し面倒ですが、エクセル化学は市販であるため誰でもすぐに購入することができます。
印象としては少しセミナー化学の方が問題や解説の質が高いかな、と思いますがほぼ変わらないって感じです。
新演習
合格最低点レベルであればセミナー化学でほぼ全ての大学入試で到達できますが、中には化学を得点源としたい人や化学の問題だけ非常に難易度が高い問題を出題する大学を目指す人もいると思います。
そのような人にオススメするのがこの「新演習」です。
収録問題は難易度の高いものが多く、解説も非常に丁寧です。
この参考書をある特定の範囲だけでも習得することで、化学に対する理解が非常に深まります。
適切な使用方法としては、全範囲をくまなく習得するのではなく自分が志望する大学が良く出題する範囲のみを習得することです。
問題の難易度が高いことに加えて問題数も非常に多いので全てを習得しようとすると膨大な時間がかかってしまい、結局1周しかできなかった、などに陥ってしまう可能性があります。
そうならないために1部分(例えば無機化学だけ)のように範囲を決めて習得することがオススメ度☆☆☆です。
入門問題精講
これはかなり簡単な問題から習得されている問題集です。
ただ問題集なので、初学者が勉強しようとしても前提知識がないため解けないです。
ある程度基礎知識が習得できている人は「入門問題精講」を勉強することで多くの知識を吸収できます。
しかしこの問題集を勉強するの前に基礎知識を習得するためにより簡単な参考書をしなければいけません。
そしてその参考書は「宇宙一わかりやすい高校化学」でありこれを習得すると「入門問題精講」のレベルを超えてきますので、オススメ度☆☆です。
基礎問題精講
基礎問題精講シリーズは物理や数学でもあり、少ない問題数で網羅性もある程度担保されている問題集になります。
僕は基礎問題精講シリーズは数学で非常におすすめしていますが、化学ではそこまで高い評価をしていません。
その理由を説明します。
・数学は習得すべき知識が非常に多い(数学1A2B3と科目が非常に多く、ひとつひとつが重い)のである程度の網羅性でも習得することで偏差値が高くなる
・化学は習得すべき知識が数学に比べると少ないため、ある程度の網羅性は多くの受験生が習得しているので偏差値が高くなりにくい
・上記より化学は問題数が多い問題集を習得しないとが偏差値が高くなりにくいため、この問題集では不十分な可能性がある。
化学一問一答完全版
右に問題、左に答えという作りになっていて、化学では珍しい一問一答形式の問題集になっています。
化学は計算と暗記がどちらも重要になります。
理論化学は主に計算、無機化学は主に暗記、有機化学はどちらも大事って感じです。
一問一答形式で勉強するメリットは暗記を効率よく行えるということです。
ですので、この問題集は無機や有機の暗記の際に使用すると非常に効率よく知識を暗記することができます。
しかし理論化学については簡単な問題しか収録されていなく、入試においてはあまり有効ではないと考えていますのでオススメ度☆☆となっています。
(理論化学でも公式の暗記などには使えます)
重要問題集
入試問題レベルがほぼ網羅されている問題集です。
前提として教科書レベルなどの基礎知識を習得していることが必要になっているので、初学者がこの問題集から勉強しようとするとほぼ確実に挫折するか成績が上がりません。
この問題集は問題の質が高く網羅性も非常に高くかなり良い本ですが、解説が少しわかりずらいというデメリットがあります。
「重要問題集」と似た問題集である「新演習」と比較すると「新演習」の方が優れている点が多いため、オススメ度☆☆としました。
標準問題精講
難易度の高い問題が収録されている問題集です。
難しい問題に関しては問題の質、解説ともに非常に良いですが問題のレベルの幅が難しいものに限定されています。
ですのでしっかりと自分の学力とこの問題集の難易度を把握していないと、適切に勉強できません。
学力がこの問題集にピッタリと合う人が勉強すれば非常に効果的ですが、それを自分で判断できる人はかなり少ないことが予想されるためあまりオススメはできません。
逆に言えば「標準問題精講」をしっかりと理解している指導者がそばにいる場合は、勉強することで多くのことを学ぶことができて学力がかなり向上すること間違いなしです。
入試の核心
「標準問題精講」と同じ理由でオススメできません。
資料集系
「化学図録」など学校で配られる人もいるかと思います。
物質の写真などが載っていて非常に興味深い本ではありますが、受験においてはほぼほぼ必要ないかなと考えています。
一部無機化学の範囲では色のイメージを記憶するために使ってもいいかもしれませんが、それも参考書などで暗記すればいいだけなので特に資料集が有利な点というのは見当たりません。
オススメ度☆というよりオススメしないってのが正しい評価かもしれません。
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